年金生活ならかかってしまった医療費から高額療養費・医療費控除を利用しましょう
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医療費控除で、さらにおトクに年齢を重ねるにつれ、かさんでくる医療費。
医療費の負担を軽くする制度として「医療費控除」と「高額療養費」
がありますが、これらは似て非なるもの。
混同しがちなこの2つの違いをきちんと知っておきましょう
「医療費控除」は所得税と住民税を軽減するものです。
1年間に支払った医療費が表1の一定額を超えた場合に税務署で確定申告すると所得税が還付され、翌年の住民税が軽減されます。
「高額療養費」は、払い過ぎた医療費を取り戻すというもの。
月初から月末までの1か月で限度額以上の医療費を支払った場合、超過した分の金額が加入の健康保険から払い戻されます。
「医療費控除」という響きの方がなじみがある、という人も多いかもしれませんが、もともと所得税や住民税の低い年金暮らしの場合、医療費控除で戻るお金は少額。高額療養費は戻ってくる金額が大きく、医療費がかさむときこそ申請しない手はありません
例えば入院や手術で20万円を窓口で支払った場合、60代の年金生活者なら、限度額を超過した分の14万2400円が戻ってくることに。
ただし、限度額は月ごとにリセットされるため、入院などなるべく月をまたがないようにしたいところです
高額療養費で払い戻された分以外の医療費を合算(世帯合算も可)して年問で一定額を超える場合は、医療費控除も受けられます。
2つの制度は使いこなせば民間の医療保険に頼り過ぎずとも大丈夫です
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